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今度はこの兵種Aが5対2で攻撃し合うとします。 5体の方をA軍、2体の方をB軍とすると、まず最初の攻撃ではお互いがそれぞれ相手の1体に対して集中攻撃します。 A軍の5体の攻撃で20*5=100のダメージを与えB軍の兵が1体を倒し、B軍の2体の攻撃でA軍の1体に20*2=40のダメージを与えるので、それぞれの兵の残りHPが下のようになります。 A軍 B軍 100 100 100 0 100 100 60 さらに次の攻撃でA軍の5体の攻撃で20*5=100のダメージでB軍の兵をもう1体倒し、B軍は残った1体の攻撃でA軍の兵に20のダメージを与えるので、 A軍 B軍 100 0 100 0 100 100 40 となり、この時点でB軍全滅、A軍は5体全て生存となります。 さて、問題はランチェスターの法則です。 上記の条件をランチェスターの第二法則の公式に当てはめると 5^2-At^2=1*(2^2-0^2) ∴At=4.58・・・ となり、(4.58体というのはありえないので当たり前ですが)実際の結果とずれが生じます。 大数の法則がはたらくのかなと思い、軍量比はそのまま(軍量比が一定のときはランチェスターの法則の解も軍量に比例します)、50対20、5000対2000、500000対200000の場合も計算してみました。(普通に計算するのは面倒なのでツールを使いました)
ところが結果はそれぞれ44体、4384体、438400体と、ランチェスターの法則の解とは異なる値に収束しているように見えます。
このずれについては次回で考えていきたいと思います。
(3)に続く